1216.ears 2RMのレビュー

2016/12/10

イヤホン・ヘッドフォン

今回は、1216.ears様からアプローチをいただき、「2RM」というイヤホンを
提供いただきました。
香港のIEMビルダーの方がやっておられる会社で一人で製作されているそうです!
販売はFacebookを通して行われています。Facebookはこちら
支払い等はPaypal若しくは国際送金で行われます。
非常にフレンドリーな方などで一度興味がある方は、Facebookチャットでコンタクトをとってみるといいかもしれません。



今回の2RMは現段階では販売されておらず今後販売されるモデルだそうです。
価格は未定ですが約25000円程度になるのではないかというお話でした。

・製品の概要



・シェルの完成度にはあまり触れないでと言われていましたが綺麗なクリアシェルです。
・気泡等も少なくクリア度も非常に高いので見た目でも非常に満足感があります。
・名前の通り2BAの機種になります。出口のボアは2つ穴になっていました。
・コネクターはMMCXとなっておりますが2pinも選択できるようです。
・このメーカー独特な部分としてあらかじめ目指している音というのが具体的に示されており今回のモデルはVE2や5proといった定番デュアルBA機をよりも良いものを目指しているようです。
・また、RMというネーミングの通りリファレンスを目指しているモデルなので、鳴り方としては非常にモニター的かつクリアで解像度の高いものとなっています。




第一印象
※今回は製作者様よりDSDなどの音源で試聴してほしいとのことだったので手持ちの
T-SQUAREとEnyaのハイレゾ音源で試聴してみました。

・まず感じるのは解像度が高く音に粒立ちが非常に良い点。全体的な音の分離もはっきりしていて名前の通りリファレンスな機種に仕上がっていると感じた。
・低域はとても締まっていてソリッドかつ絶対的な量感はないが不足しているとは感じないレベルに仕上がっている。ただし、重心が高い感じはするのでそこは好みだと思う。
・中域は今回の機種で最もこだわったと言われているだけあって、非常に綺麗で刺さりもなくとても良質な仕上がりになっている。
・高域は非常に締まっていてかなりピーキーな仕上がりとなっている。伸びが凄く感じるということはないが、ピークが上手く仕上げられており聴いていてとても楽しい高域である。しかし、特性上聴き疲れはするので長時間のリスニングは低音量で行った方がいいかもしれない。

というわけでファーストインプレッションはここまで。
久しぶりの2BA機だったのですがとても満足度が高く、仕上がりからも多くの人に自信を持って勧められる仕上がりになっていました。他のモデルも沢山あるようなので是非聴いてみたいところです。

12/11追記
1216.earsよりセール価格のお知らせがあったので追記しておきます

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。